フワフワがバシッと決まる
「ホンダ・ヴェゼル」に「URBAN SPORT VEZEL(アーバン スポーツ ヴェゼル)」をグランドコンセプトとするスポーティーな新グレード「RS」が追加設定された。これまでのモデルとの違いはどこにあるのか。開発担当者に、RSならではのこだわりや改良のポイントを聞いた。
狙いは“優越感”と“高揚感”
ホンダの白ナンバーの登録車としては「フリード」とならんで、国内販売の2本柱というべき存在なのがヴェゼルである。
通算2代目となる現行ヴェゼルは、2021年4月に国内で発売。そこからちょうど3年が経過した2024年4月にマイナーチェンジが実施された。そして今回、ハイブリッド搭載のスポーツモデル「e:HEV RS(以下、RS)」を追加した。ヴェゼルRSのメディア向け試乗会場で、現在ヴェゼルの開発責任者をつとめる磯貝尚弘さんは次のように切り出した。
「直近でいうと、日本で販売される新車の4台に1台がSUVという状況です。そのなかでヴェゼルは、競合車と比較しても、それこそ20代の若年層から60代以上の年配層まで、幅広いお客さまに比較的かたよりなく乗っていただいているのが特徴です。乗っておられるお客さまにアンケートを採ると、スタイリング、燃費の良さ、そして室内の広さなどを高く評価いただいています。
昨年にマイナーチェンジを実施して、ヴェゼルそのものの完成度も上がっているなかで、『より特別なクルマに乗っている優越感』や『運転する高揚感のあるスポーティーなクルマ』を求めるお客さまのために、あらためてスポーティーなグレード=RSを提供させていただくことにしました。企画としては30代前半〜40代と、比較的若いお客さまをターゲットとしていますが、実際には年配層も含めて幅広く乗っていただけると思っています」
先日の試乗リポート(参照)にも書かせていただいたが、先代にもあったヴェゼルRSをはじめ、「シビックRS」や「フィットRS」など、ホンダのRSは、今回のようにモデルライフ後半の販売テコ入れ用に追加されるケースが多い。現在あるRSで唯一の例外は、2020年の「N-ONE」そのもののフルモデルチェンジ時から用意された「N-ONE RS」だけだ。...