エマニエル・アルサンによる官能文学を、ジュスト・ジャカン監督、シルヴィア・クリステル主演で映画化した『エマニエル夫人』(1974年)から50年。タイトルも新たに現代的な解釈を取り入れ再び映像化された映画『エマニュエル』(R15+)が、本日(10日)より公開されている。 舞台を現代に変えて、観る者にめくるめく興奮と陶酔、さらには幸福感までも与えるエロティシズムを、大胆かつ刺激的に描き切ったのは、中絶が違法だった時代のフランスの女子学生の妊娠を描いた『あのこと』(2021年)で、「第78回ベネチア国際映画祭」で最高賞の金獅子賞を受賞したオードレイ・ディヴァン監督。
2025/01/10