BSテレ東で毎週土曜午後10時から放送中の『今宵、町寿司で 市川右團次と小粋な一献』が28日、最終回を迎える。歌舞伎俳優・三代目市川右團次が町を歩き、地元で長く愛される“町寿司”を味わいながら、その店に息づく人情や物語に触れていく大人の一献紀行。ゲストには右團次の15歳の息子・二代目市川右近が登場する。 右近は、“役者にならなかったら寿司屋になりたかった”という父・右團次に似て、好物のイクラなら20貫いけるという寿司好き。せっかくの親子共演とあって、2人は仲良くペアルック。初めて足を運ぶという下町風情あふれる学生街・早稲田へ向かう。 訪れたのは、明治元年創業、親子六代で暖簾を守り続けてきた老舗「八幡鮨」。春から高校生となる右近にとっては、人生初の“町寿司”。緊張した面持ちでカウンターに座る息子を見守る右團次の表情にも、どこかうれしさがにじむ。 親子で乾杯し、いよいよお待ちかね、おまかせの握りが登場。特製ダレに漬けて一晩寝かせた中トロ、旨みを凝縮させた真鯛の昆布締めなど、丁寧な仕事が光る一貫が並ぶ。鯛でウニを包む手毬ずし「瑞雲」に、「魚で巻く!?」「これは珍しい」と親子そろって大興奮。初めての町寿司に、右近も「居心地がいい」と目を輝かせる。 伝統を守りながら新しい味を生み出す町寿司。その姿に、右團次は歌舞伎の世界を重ねる。「古典と呼ばれる歌舞伎も、最初は新作。新作がブラッシュアップされて古典になっていく。江戸前寿司も同じじゃないかと思う」。創業158年という歴史を守り続ける親子。その姿を前に、右近が語る歌舞伎役者としての想いに、父・右團次の胸もじんわりする。 番組は4月から再放送が決定。4月4日から毎週土曜午前9時半〜全12回の再放送を予定する。■市川右團次 コメント
2026/03/28