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【ブルーフロント芝浦】サウナに岩盤浴? 豪華すぎるオフィスに驚き、新たな交通手段“舟運”にはいよいよ現実味も

新たな交通手段“舟運”の可能性、TOWER S足元には船着場も

 また、本プロジェクトでは舟運ネットワークの形成にも取り組んでおり、この日はフェリーによる舟運体験も実施された。2019年に整備した日の出ふ頭小型船ターミナル・Hi-NODE(ハイノード)を出発して、芝浦運河から東京湾を巡り、再びHi-NODEに戻る約30分間のクルーズだ。

 船は芝浦運河を通り、TOWER Sの足元にある新設の船着き場に到着。これは固定されず、水位と合わせて上下するタイプの“浮き桟橋”。長さは54mあり、3つの船をつけることが可能だ。長いスロープがついており、バリアフリーにも対応。完成は6月末予定で、2026年夏から一般共用も開始される。

 船着き場の近くには、船の待合所も見える。TOWER Sにあるホテルの宿泊客は、ここで待機して、そのまま船に乗り込むことが可能。待合所の奥には「CANAL DININGHALL」という飲食店が入る予定だ。

 さらに船が進むと、重箱のような四角いスペースの「重箱堀」にさしかかる。ここは基本的に航路から外れているので、船の引き波などが来ないことが最大のポイント。それを利用して「重箱堀ライブ」など、様々なイベントも行っていくという。

海から見えるTOWER Sは存在感たっぷり、新しい東京のランドマークに

  • 完成図(イメージ)

    完成図(イメージ)

 芝浦運河から東京湾に出ると、360度海を見渡せる圧巻のオーシャンビューに。遠くに見える陸地には多くのビルが林立しているが、その中でもどっしりとそびえ立つTOWER Sは、ひと際大きな存在感を醸し出している。

 TOWER Sは、色味のないシルバーのガラスを身にまとったカーテンウォール。そのため、季節、天候、時間によって移り変わる空の色に染まり、建物の表情が常は変化していく。幕張メッセなどでも知られる設計者の槇文彦氏は、「ガラスをなるべく空に溶け込むような色にしたい」とこだわり、無色タイプの「高性能Low-e複層ガラス」を採用。1枚が幅1.8m、高さ4.5mと世界最大級のガラスが使用されているが、同じ大きさのガラスでビル全体を覆っているのが最大の特徴だ。今後TOWER Nが完成すると、SとNの両タワーが並んだ時、鈴木春信の浮世絵「雪中相合傘」の夫婦のような姿になるという。

 船は東京湾を進み、真正面にレインボーブリッジが見えてくる。ここでクルーズガイドさんがこんな話をしてくれた。「インバウンドの方々が羽田空港から都心に来られる場合、最初に見る景色がレインボーブリッジです。そこから東京スカイツリー、東京タワーが見え、正面にBLUE FRONT SHIBAURA が現れる…そんな風景が見えると思います。またしばらく休止していた『東京湾大華火祭』が2026年秋に再開されます。おそらく1万2000発ほどの花火が打ち上げられ、それらがBLUE FRONT SHIBAURA のガラスに映り込む様は、これからの秋の風物詩になるでしょう」

 まさに東京の新しいランドマークとしても注目度が高いBLUE FRONT SHIBAURA。TOWER Sは7月1日にホテル「フェアモント東京」、8月に野村不動産グループを含むオフィスとオフィスサポートフロアが入居開始、9月1日にショップ&レストランが開業し、晴れて全体開業となる。TOWER Nは2027年着工、2030年竣工予定だ。

 「BLUE FRONT SHIBAURAの開発により、浜松町エリアのポテンシャルを開花させ、人と自然をつなぎ、陸と海をつなぐことで、新しい東京のあり方が生まれます」と話していた野村不動産・松尾社長。今後、BLUE FRONT SHIBAURAの開業により、このエリアがどんな風に変わっていくのか楽しみだ。

(写真・文:水野幸則)

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