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【膀胱炎・便秘・痔】新入社員や新生活では要注意、「トイレ我慢」のリスクは? 内科医が教える“裏技”も
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監修者 クリニックフォア監修医/内科医 渥美 義大
神戸大学医学部卒。東京都済生会中央病院で糖尿病内科スタッフやチーフレジデントとして勤務。現在は糖尿病専門医・日本内科学会認定医として、質の高いプライマリケアの実現と慢性疾患管理の向上に尽力している。
尿意や便意、我慢し続けることで感覚が麻痺する可能性も
「尿については、我慢することで膀胱に尿が貯留し、菌が繁殖しやすくなってしまいます。その結果、膀胱炎のリスクが高まってしまうのです。特に女性の場合は、おしっこの通り道(尿道)が短く細菌が膀胱に侵入しやすいので、より起こりやすいと言えますね」
――便意の方はいかがでしょうか?
「やはり便秘のリスクが増えます。直腸にある便が長く滞留すると、腸が水分を吸収し続けてしまうため、便が硬くなって便秘の原因になります。また、硬い便を出そうといきむことが、痔の原因になるリスクも考えられます」
――尿意や便意を無視し続けると、感覚が麻痺して「出したい時に出せなくなる」という話も聞きます。
「おしっこの場合、習慣だけでそうなるわけではなく、年齢や他の病気の影響も大きいですが、膀胱の収縮力が低下して、尿を出し切る力が弱まる『低活動膀胱』を招く可能性はゼロではありません。便については、出口である直腸の反射がだんだん落ちてきてしまい、そこに便が溜まってしまう『直腸性便秘』につながる可能性はあります」
内科医が教える、トイレ我慢の「裏技」とは?
「排泄したいという欲求に対して、我慢が続くことで交感神経が優位に働いてしまいます。それが行き過ぎると、筋肉が緊張し肩こりや頭痛などが起こってきてもおかしくはありません。また、我慢することに意識がいってしまうため、他の対処ができなくなることはあると思うので、それが集中力やパフォーマンスの低下として現れるのでしょう」
――どうしても席を立てない瞬間、少しでも紛らわせる「裏技」はありますか?
「まずは体を冷やさないことが大事です。あとは呼吸法ですね。大きく深呼吸をすると腹圧が上がってしまうので、ゆっくり細く息を吐くようにしてください。腹式呼吸よりも、胸を使って小さく細い息で繰り返すよう意識しましょう。また、便意を我慢する際にやってしまいがちな前傾姿勢やお腹を縮める動作は、排泄を促す姿勢に近いため、逆効果になるので避けたほうがいいでしょう」
――新生活ではストレスを抱えやすいですが、排尿・排便にまつわる悩みがある場合は、受診したほうがいいでしょうか?
「市販の整腸剤などを使って対策していただく方法もありますが、症状を繰り返すようであれば、泌尿器科や内科で相談してみてください。病院に行くのに抵抗がある方は、まずは最初の相談の入り口としてオンライン診療を活用いただくのもいいと思います。相談を受け、お薬での治療をと提案したり、検査などのために対面の医療機関を案内することもあります」
――最後に、新生活で悩む方々へアドバイスをお願いします。
「お仕事などの都合で仕方ない部分はあると思いますが、習慣的に我慢を繰り返すことは本当は避けたいところです。尿意・便意の波が来たら、なるべく先送りしないことを心がけてください」