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山下健二郎&横山由依が語る、大切なことは「マクドナルドで学んだ」第一線で輝く二人の“原点”

マクドナルド

 日本マクドナルド最大の技能コンテスト『ALL JAPAN CREW CONTEST』(AJCC)が今年、記念すべき50回目を迎える。約22万人のクルーの中から、各ポジションの日本一を決定する同コンテストでは、調理技術や接客スキルなどを競い合う。単なる技能を競う大会ではなく、サービス品質の向上はもちろん、クルー一人ひとりの成長や仕事への誇りを育む場としても受け継がれてきた。アルバイトとして働きながら目標を持って挑戦し、自らの成長を実感できる――そんな好循環を生み出している。

 そんなマクドナルドでクルーとして働いていたのが、三代目 J SOUL BROTHERSの山下健二郎と、タレント・俳優の横山由依だ。「めちゃくちゃ楽しかった!」「またマックでバイトしたい」と当時を懐かしそうに振り返った2人。話を聞く中で、現在も第一線で活躍する2人の仕事に向き合う姿勢やプロフェッショナリズムの原点が、マクドナルドでの経験にあったことがうかがえた。

「バイクのため」「姉への憧れ」 家族との絆から始まったクルー時代

――マクドナルドで働き始めたきっかけを教えてください。

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【山下】 僕は高校3年生の夏、部活を引退したタイミングでした。父親が店長(フランチャイズオーナー)を務めていた松井山手店で働き始めたのがきっかけです。実は当時、父から「ここで働くならバイクを買ってやる」と言われまして(笑)。その言葉に乗って中免(普通自動二輪免許)を取り、働いていました。父の店ということもあり、厨房での指導は本当に厳しかったですね。

【横山】 家族が働いていたから自分も、というのは同じです。姉がマクドナルドで働いている姿を見て、楽しそうだなというのが始まりでした。すごく楽しそうに仕事をしているのを見ていたので、自分もワクワクしながらアルバイトをしていました。気持ちよく働けて、風通しもいい職場でしたね。

――特に印象に残っている業務はありますか?

【山下】 僕は、バイトリーダーのような立ち位置であるスウィングマネージャー(※現:シフトリーダーのポジション)を務めていました。レジや接客などさまざまな業務を担当しましたが、一番得意だったのは厨房です。イニシエーター(注文データを見て必要なバンズをトースターに投入し、包装紙などを準備する司令塔のような役割)やアッセンブラー(バーガーの盛り付け担当)、ポテトパーソンなどを経験しました。その後にマネージャーになり、店舗全体のオペレーション業務を担うことに。さらにドライブスルーのオーダー受けも担当していたので、インカムから流れる注文を聞きながら、カウンター越しに接客もするという、目が回るほどの忙しさを経験しました(笑)。

マクドナルド

【横山】 私は主にカウンターを担当していて、注文を受けてレジに入力したり、ドリンカーを担当したりしていました。私は効率を重視するタイプなので、ドリンクを作る際は、どの順番で用意すればスムーズに提供できるかを常に組み立てながら動いていました。その効率重視という考えは、今も変わらず持っていますね。

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【山下】 今はもうないけど、客席で対応する「スター」っていうポジションがありましたよね?

【横山】 ありました! 私も、お客様を客席でサポートする「スター」というポジションに憧れていました。お子さんからご年配の方まで、誰に対しても優しく接している印象があって、とてもすてきだなと思っていました。

マルチタスクからおもてなし精神まで、クルー経験で教わったこと

――クルーを経験したことで役立っていることはありますか?

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【山下】 マルチタスクが得意になりました。バイトですけど、とてもいろんな経験ができました。社会に出たときに恥ずかしくないというか、いろんなことを教えてくれました。接客の大切さ、マナー、効率の良さ、さらにお客さんに対するおもてなしの精神だったり、すごくたくさん学べましたね。アルバイトだけど、社会人経験ができた感じでした。
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【横山】 京都のアルプラザ木津店というフードコートの中にある店舗で働いていました。当時、マネージャーさんがテイクアウトでスマイルを頼まれたんです。どうするのだろうと思って見ていたら、袋の中に向かってスマイルしたんです! とてもおしゃれだし、サービス精神旺盛だなって思いました。その後、私は東京に出てきて、アイドル活動をすることになるのですが、そういうおもてなしの心はすごく勉強になりました。機転の効かせ方を学べたことが大きかったと思います。

――ではマクドナルドで働いて学んだことは何かありますか。

  • マクドナルド

【山下】 マネージャーになると、お金の管理やお客様からの問い合わせ対応なども任されるんです。そうした経験は、社会に出るうえで必要な力になりましたし、今でもさまざまな場面で役立っています。だからこそ、マックのアルバイトは本当におすすめです! あと、掃除も自然と効率を考えるようになったので、僕の家はめっちゃきれいです(笑)。

【横山】 ちゃんと今に活かされていますね!

【山下】 そうなんです。常に清潔感を保ちながら、効率よく、いかにおいしい商品を提供するかという意識が体に染み付いていて。その感覚は私生活にもつながっていて、効率よく動きながら、おもてなしの気持ちを持って自分の空間を整えることも自然とできるようになりました。だから料理もめっちゃ手際がいいですよ。

――まさに全方位で役立つことばかりですね。横山さんは?

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【横山】 効率に関しては、普段の自分はせっかちな性格なので、家でも「ここのルートでこれ取って、こういう風に動いて」みたいな感じでやるほど(笑)。それって「ここで氷を入れたらこう飲み物を入れて」といった、マクドナルドで培われた部分もあるのかなと。「次こうだから、これをこうして」とか、テキパキ動ける思考は今の自分に生きていますし、チームワークというか助け合い精神は完全にマクドナルドで学びました。

――クルーの仕事は各ポジションがタイミングを合わせることも重要ですよね。

【横山】 コミュニケーションをしっかり取らないといけない仕事でもあるんです。例えば、自分がポテトを補充できないポジションにいたら、ほかの方にお願いするとか、一つひとつの連携がすごく大切で。そういうコミュニケーションの基礎は、今の仕事にも活かされているなと思います。

 仕事以外でも、店舗のみんなとバーベキューに行ったりして、普段の自分の考え方や振る舞いについて先輩に相談したり、アドバイスをもらったりする機会がたくさんありました。そうした経験はすごく貴重でしたし、本当に青春していましたね。

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時代が変わっても受け継がれる「お客様ファースト」の精神に感銘

――現在では「おもてなしリーダー」というポジションがあり、笑顔と心に残る接客でお客様を迎えるスペシャリストが活躍しています。お二人がクルーだった頃から受け継がれてきた「お客様ファースト」の精神を感じますか。

【山下】 お客様のために何ができるかということは、マクドナルドは昔からすごく考えていると思います。そういう意味では、ただのハンバーガーショップではないですよね。僕が子どもの頃は誕生日会も開ける場所でしたし、そういう思い出って大人になってもずっと残るじゃないですか。ファミリーにも優しくて、世代を問わず愛される理由は、そうしたおもてなしの精神があるからなんだろうなと感じています。

【横山】 私も「お客様のために」という姿勢は、マクドナルドのアルバイトで学んだことの一つです。それが特別に教え込まれるというより、自然と身につく環境なのがすごいですよね。お客様が食べ終わったトレーを片付けようとしていたら、近くにいて手が空いている人が「お下げしますね」と声をかけて代わりに運ぶ。そういう姿を先輩たちから学びました。まさにお客様ファーストだからこそ生まれる行動ですし、時代が変わっても、マクドナルドは常にお客様に寄り添ってくれる場所だと感じています。

進化に驚きつつも感じる、変わらない良さ 「もう一度バイトするならやっぱりマック」と語る理由

――お二人が働いていた頃と変わったところは?

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【山下】 僕が働いていた頃は、アッセンブラー(バーガーの盛り付け役)が2レーンだったんですが、今は4レーンになっていて驚きました。(※店舗によってレーンの数は違います)効率化はもちろん、より多くのお客様にできたてのバーガーを素早く提供できるようになっていて、かなり進化していますよね。しかも、完成したハンバーガーを真ん中のベルトコンベアに乗せる仕組みも画期的だと思いました。

 当時は、でき上がったバーガーを台の上でスーッと滑らせて相手に渡すのが、ちょっとした“見せ場”だったんです(笑)。受け取る人のギリギリ手前でピタッと止める力加減が、カッコよかったんですよ。
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【横山】 私は、メニュー表示が紙からデジタルになっていて、「変わったな」と感じました。でも、アイスティーの容器やアイスビン(氷を保管しておく断熱ボックス<氷入れ>)は昔と変わっていなくて、最後のほうは少し傾けながら注いでいたことまで思い出して、すごく懐かしくなりました。POSの表示も少し変わっていましたが、全体の雰囲気は当時のまま。進化した部分もあれば、変わらず受け継がれている部分もあって、その両方の良さを感じました。

――最近ではモバイルオーダーや端末でオーダーができるようになりました。

【横山】 全体的に、より便利になっている印象を受けました。お客様にとっては、セルフオーダーなら自分のペースでゆっくり注文できますし、その点はすごく進化していますよね。でも、機械だけではなく、クルーの方が直接オーダーを受けるカウンターも残っているので、その両方が共存しているのがいいなと思います。便利さを取り入れながらも、大切な部分を変えないところが素晴らしいですよね。

【山下】 モバイルオーダーも本当に便利ですよね。僕もすごくいいサービスだなと思っています。ただ、古い人間なもので(笑)。カウンターに人が立っていないと、なんだか不安になってしまって。結局、クルーの方がいると、つい直接お願いしに行っちゃいます(笑)。

――最後にお聞きします。もう一度アルバイトをするならマクドナルド?

【山下】 マックでしたいですね。ピークの時間帯は目まぐるしく動き続けるんですけど、そういう時間って本当にあっという間に過ぎるんですよ。だから、なんだか得した気分になっていました(笑)。バーッと集中しているうちに気づいたら時間が経っている。僕は、ああいうテンポ感が好きなんですよね。

【横山】 私も、ああいうテンポの速いアルバイトを経験していたので、今のお仕事で立て込む場面があっても、「こういう時間もあるよね」と自然に受け止められるというか。むしろ、ちょっとうれしいくらいの感覚があります(笑)。しかも当時はピークが終わった後にトレーニングもしてもらえたので、限られた時間を有効に使えたことも、いい思い出として残っています。

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(撮影:蔦野裕/取材・文:遠藤政樹)
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