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【第20回アジア競技大会】eFootball日本代表が銅メダル! 熱戦の舞台裏を下支えしたマウスコンピューター「G TUNE」の信念

株式会社マウスコンピューター 代表取締役社長・軣秀樹氏

株式会社マウスコンピューター 代表取締役社長・軣秀樹氏

 9月23日、愛知・名古屋で開催中の第20回アジア競技大会で、eスポーツ競技が幕を開けた。初日に行われたeFootball(TM)で、日本代表は準決勝でイランと合計6-4の熱戦を繰り広げ、銅メダルを獲得。今大会のeスポーツ競技で、日本勢初のメダルとなった。その熱戦の舞台を裏側で支えていたのが、オフィシャルサプライヤーとしてG TUNEのゲーミングPCなど機材100セットを提供したマウスコンピューターだ。現地で見た激闘の模様と、同社社長・軣秀樹氏へのインタビューから、国際大会の舞台裏に迫る。

第20回アジア競技大会のeスポーツが開幕! 初日のeFootball(TM)に観客が詰めかけた

 eスポーツ競技の会場は、愛知県常滑市の愛知県国際展示場 [Aichi Sky Expo]。準決勝が始まる前から客席には多くの観客が詰めかけ、場内は開幕初日らしい高揚感に包まれていた。ステージの広さには、実況陣からも「ここでプレーできる選手たちがうらやましい」という声が漏れたほどだ。

1対1なのに“団体戦”? eFootball(TM)の国際大会、そのルールとは

 eFootball(TM)は、モバイル代表とPC代表の2人1組で戦う団体戦。それぞれが1試合ずつ対戦し、2試合の合計得点で勝敗を決める。合計が同点なら、第3試合で決着をつける方式だ。グループステージを勝ち上がった8チームによる決勝トーナメントを経て、準決勝に駒を進めたのはイラン、日本、ウズベキスタン、マレーシアの4チーム。
 
 日本代表は、PC部門の貴田英貢也選手と、モバイル部門の茶谷優我選手、そしてコーチの橋木俊平氏の3人が活躍。eFootball(TM)は基本的に1対1で戦う“孤独な”競技だが、試合の合間に言葉を交わせるコーチの存在は選手にとって大きい。会場のスクリーンには、配信では見えにくい選手の表情やコーチとの掛け合いも映し出され、現地ならではの緊張感が伝わってきた。

準決勝イラン戦は合計6-4の激闘、第3試合までもつれ銅メダルに

 準決勝第1試合の相手はイラン。先に行われたモバイル部門の試合では、茶谷選手が左サイドを起点にした攻撃でイランの守備を揺さぶり、先制に成功する。すぐに追いつかれ1-1で前半を折り返したが、後半、それまで見せていなかったクロスからの一撃で勝ち越し。2-1で先勝し、日本に大きなアドバンテージをもたらした。

表彰式では国旗が掲揚

表彰式では国旗が掲揚

 続くPC部門は、マウスコンピューターの「G TUNE」を使用して戦われた一戦だ。貴田選手の相手は、世界大会で数々の実績を持つハッサン・パジャニ選手。一時は2点を先行される苦しい展開となったが、貴田選手は1点を返すと、用意してきたセットプレーから同点に追いつく。会場のボルテージは一気に上がった。しかしその後、パジャニ選手に勝ち越しゴールを許し、2-3。2試合の合計は4-4で、決着は第3試合に持ち越された。

 モバイルで行われた第3試合は、イランが2-0で制し、最終的に6-4で決勝進出を決めた。日本は惜しくも決勝には届かなかったが、銅メダルを獲得。なお、決勝ではイランがマレーシアを破り、金メダルに輝いている。

「第20回アジア競技大会でやるとお話をいただいた時に、もう即断でした」初の国際大会協賛の理由

 今大会でマウスコンピューターは、オフィシャルサプライヤー(Tier4)として、G TUNEブランドのゲーミングPC、液晶モニター、ゲーミングキーボード、ゲーミングマウス、マウスパッドを100セット提供している。3月の最終選考競技会で同構成の機材を運用した経験は、今回の第20回アジア競技大会に向けた機材検証にも活かされている。

 協賛を決めた理由について、株式会社マウスコンピューター 代表取締役社長・軣秀樹氏はこう振り返る。

「私たちは20年以上前から、国産PCメーカーとして、ゲーミング市場の発展に取り組んできました。ある意味、老舗と言えるかもしれません。私たちが作ってきたパソコンが、国際大会でも十分に使えるんだと。実際に使っていただいてどう感じていただけるのか、品質やものづくりの取り組みを評価していただける場として、最適な国際大会になると思いました。eスポーツを第20回アジア競技大会でやるとお話をいただいた時に、即断でした」(株式会社マウスコンピューター 代表取締役社長・軣秀樹氏)

 とはいえ、競技中にメーカーが前に出る場面はない。軣氏が語るのは、あくまで“裏方”としての矜持だ。

「競技が始まってしまうと、PC側のアピールは試合ではまったくできません。ある意味、黒子に徹する形で裏方を支えている。選手たちが日頃練習してきたパフォーマンスをこの試合でフルに発揮できた、良かったと言ってもらえることが一番うれしいことです」(軣氏)

3月の最終選考競技会、高校生大会――重ねた「本番と同じ構成」の検証

株式会社マウスコンピューター 代表取締役社長・軣秀樹氏

株式会社マウスコンピューター 代表取締役社長・軣秀樹氏

 本番を迎えるまでに、同社は同じ構成の機材を何度も実戦で使ってきた。3月には、国内代表選手を決定する最終選考競技会に機材を提供した。この最終選考競技会は第20回アジア競技大会の予選会ではなく、同大会とは別のイベントである。その後、高校生のeスポーツ大会の決勝などでも、第20回アジア競技大会本番と同じ構成のPCを運用し、検証を重ねてきたという。

「とにかく競技で何のトラブルもなく終えることが大前提。今まで販売していた構成であっても、開発はいろいろなテストを繰り返しました。3月の最終選考競技会はまったく問題なく終えられましたし、同じ構成でステージゼロの決勝戦も特に問題なく終わった。これで準備は万端だという手ごたえをもって、今回に臨んでいます」(軣氏)

 3月の最終選考競技会への参画は急に決まったといい、開発物の調達を含め、準備は時間との戦いだった。

「全部門が協力し合わないと、3月の最終選考競技会にも間に合わなかった。各部門とスタッフ間の連携がしっかり活かされたと思います」(軣氏)

 何より気にかけているのは、実際にプレーする選手の声だ。3月の最終選考競技会では、選手から「まったくストレスなく競技ができた」という反応が届いたという。「運営側だけではなく、選手がどう思うか。それが一番大事です」と軣氏は力を込める。

キオクシアのSSDを使用し国内メーカーと協働「日本の大会は日本のメーカーが支える」

  • G TUNE FG-A7G80(eスポーツ国際基準公式競技モデル)

    G TUNE FG-A7G80(eスポーツ国際基準公式競技モデル)

 競技用PCの構成は、同社の販売モデルをベースに、大会のレギュレーションに沿って選定された。

「これまでの私どもの販売構成と違うのは、キオクシアさんのSSDを使っている点です。キオクシアさんも国内でものづくりをされている会社。国産同士だからこそ協力し合えればと思い、最高のSSDを使わせていただいて、最高のパフォーマンスが発揮できる状態を作りました」(軣氏)

 キオクシアとの組み合わせは同社にとって初めての試みで、開発段階から検証を重ねてきたという。さらに今回は、液晶モニターもセットで提供している。

「320Hzのリフレッシュレートは、プロの選手であってもまったく違和感のない残像感だと思っています。競技をやる上での見た目のストレスも解消できる。国内でパソコンと液晶モニターを扱っているメーカーは私どもしかいないので、両方合わせて最高のパフォーマンスを発揮できる構成になったと思います」(軣氏)

 同社が「日本のメーカーが支える」と表現する背景には、部品の生産国ではなく、製品全体の品質に責任を持つという考えがある。国内で部品の組み合わせを評価・検証し、製品を組み立てたうえで、出荷前の品質検査を実施。厳しい検査をクリアした製品のみを出荷することで、安定した品質と不具合発生時の迅速な対応を担保している。

 “国産”へのこだわりについて尋ねると、軣氏からはこんな答えが返ってきた。

「日本で行われる競技ですから、日本のメーカーが支えなければいけない。国産にこだわるというより、下支えするのは日本企業でありたいと思っています。納品の問題や、今は価格がだいぶ高騰しているので部材の調達などいろいろな問題がありますが、日本で作っているからこそ、何かあった時の対応を速くできる。それは第20回アジア競技大会にはマストだと思っていました」(軣氏)

現場の学びを製品へ「体験いただける機会を増やしたい」

株式会社マウスコンピューター 代表取締役社長・軣秀樹氏

株式会社マウスコンピューター 代表取締役社長・軣秀樹氏

 国際大会の現場は、メーカーにとって学びの宝庫でもある。軣氏が例に挙げたのは、3月の最終選考競技会で起きたあるハプニングだ。

「試合が始まる前に、選手が電源コードに足を引っかけて中断し、機材の入れ替えが起きたことがありました。それを考えると、確かにあの電源コードは邪魔だよね、と。もう少し筐体に沿った形で配線をしていれば、引っかけないのではないか。そういうところは、今後の新製品の開発に活かされる部分です」(軣氏)

 今後のeスポーツ大会への支援を継続することについて尋ねると、軣氏はスポンサーとしての“覚悟”を口にした。

「私はもともと、『スポンサーをやりたいんなら、やり続ける覚悟がありますか』と従業員に向けて話をしています。『当社のPCを何台買ってくれるからスポンサーをやる、という考えだったら最初からやらないでください』と。この取り組みは、単発で終わる活動ではないと思っています。継続が大前提です」(軣氏)

 その視線の先にあるのは、eスポーツの裾野の広がりだ。

「第20回アジア競技大会が何事もなく終わったら、同じ構成のPCを地方のイベントや、大学生・高校生の部活、サークル、地域の小さなイベントなどで、『国際大会で使われた構成です』と体験していただく。そんな場を作れればいいなと思います。eスポーツが全国に広まって、ゲーミングユーザーがもっと増えてほしいですね」(軣氏)

国際大会基準を自宅に、G TUNEの市販モデル

 国際大会の舞台を支えたG TUNEの技術は、市販モデルとしても発売されている。3年間センドバック修理保証と24時間×365日の電話サポートが付いている。

大会構成に最も近いフラッグシップ「G TUNE FG-A7G80(eスポーツ国際基準公式競技モデル)」

G TUNE FG-A7G80(eスポーツ国際基準公式競技モデル)

G TUNE FG-A7G80(eスポーツ国際基準公式競技モデル)

 国際大会への協賛を記念した特別モデル。CPUにはAMD Ryzen(TM) 7 9800X3D、グラフィックスにはNVIDIA(R) GeForce RTX(TM)5080を搭載する。注目は、ストレージにキオクシアのNVMe Gen5×4 SSD「KIOXIA EXCERIA PRO G2」(2TB)を採用している点。軣氏が語った“Ryzen×キオクシア”の組み合わせを、そのまま自宅に迎えられる1台だ。

 Ryzen(TM) 7 9800X3Dは、第2世代AMD 3D V-Cache(TM)テクノロジーによりL3キャッシュを合計96MB搭載し、ゲーム時のフレームレート向上が期待できるゲーマー向けCPU。360mmの水冷クーラーと80PLUS PLATINUM認証の1000W電源を備え、長時間のプレイや配信も安定してこなせる。アルミのスリットデザインが目を引くフルタワーケースには、引き出し式のヘッドフォンホルダーも装備。LEDライティングの輝度は3段階から選べ、オフにもできるので、プレイに集中したいときにも心強い。本気で競技シーンを目指す人や、ゲームと配信を同時に楽しみたい人に。

ゲーミングデバイスがセットに! G TUNE FG-A7G80(eスポーツ国際基準公式競技セットモデル)

G TUNE FG-A7G80(eスポーツ国際基準公式競技セットモデル)

G TUNE FG-A7G80(eスポーツ国際基準公式競技セットモデル)

国際大会協賛記念 ゲーマー応援セットモデルも登場。
勝利を目指すすべてのプレイヤーへ。PCとゲーミングデバイスをセットにした特別なモデルとなっている。

国際大会の熱狂を、自宅のゲーミング環境へ

 日本代表が銅メダルをつかんだ舞台には、選手が実力を出し切れる環境を届けようと、黒子に徹したメーカーの姿があった。「継続が大前提」と語る軣氏のもと、G TUNEはこれからもeスポーツの現場を支え続ける。世界と戦う選手たちと同じ思想で作られたゲーミングPCで、あなたも新たな一歩を踏み出してみてはいかがだろうか。
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