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八木勇征&生見愛瑠、初めての福田組の現場を語る “ふくよかな目黒蓮”は「とてもチャーミング」実写『SAKAMOTO DAYS』裏側
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八木勇征、生見愛瑠(撮影:松尾夏樹) (C)ORICON NewS inc.
かつて「史上最強」と言われた伝説の殺し屋・坂本太郎。ある日、彼は恋に落ちたことであっさりと殺し屋から引退。結婚し、娘の誕生を経て、街の個人商店の店長となった坂本は、かつての面影がないほどに体型も変化した。そんな彼の首に突如、10億円の懸賞金がかけられたことで日常は一変。愛する家族と平凡な日常を守るため、人を殺さずに迫りくる刺客たちと壮絶な戦いを繰り広げる。
生見が演じるのは、かつて坂本も所属していた日本殺し屋連盟(殺連)の特務部隊「ORDER」の一人、大佛(おさらぎ)。八木が演じる神々廻(ししば)とコンビを組む。アクションの完成度の高さに加え、「1回観ただけでは表情まで追いきれない」と語るほど細部まで作り込まれた本作。さらに、坂本家の“家族愛”やキャラクターそれぞれの背景にある人間ドラマも大きな魅力だという。
映画『SAKAMOTO DAYS』場面写真 (C)鈴木祐斗/集英社 (C)2026映画「SAKAMOTO DAYS」製作委員会
生見見た目とのギャップもあって、急に電動丸ノコを振り回す感じがすごく面白かったです。ただ、実際はかなり重くて、上まで振り上げるのが難しくて。筋力も必要でしたが、その分やりがいもあって、とても楽しかったです。
――八木さんのネイルハンマーも印象的でした。扱い方にコツはありましたか?
八木リーチが短い分、「どのタイミングで最大の威力を出すか」が重要だと教わりました。手首のスナップでインパクトを出すので、ただ振るのではなく当たる瞬間に力が乗るように意識しました。
――細かいところまで徹底されていますね。
八木そうですね。細部にこだわることで、観たときに違和感が出ないようになると思ったので、全員でしっかり作り込んでいました。
――お二人とも福田雄一監督の現場は初参加ですが、いかがでしたか?
生見初めてで緊張していたんですが、たくさん褒めてくださる優しい監督でした。完成作ではしっかり“福田節”も感じられて、参加できて本当にうれしかったです。
八木子どもの頃から福田監督の作品を観ていたので、参加できたこと自体がうれしかったです。「いい感じだよ」と声をかけていただけて、明るい現場でした。クランクイン直後に、大佛と鹿島とのシーンを撮影したのですが、特に生見さんのお芝居を初めて間近で見て声が印象的だなと思いました。監督も「キャラクターごとに声のイメージがある」とおっしゃっていましたが、生見さんの声はまさに大佛そのもので、自分の中のイメージとぴったり重なりました。
――実写化にあたり意識されたことは?
生見アニメの雰囲気に寄せた声を意識しました。そのほかにも、大佛の独特な空気感を何より大切にしました。目線が合っているようで合っていない、何を考えているのかわからない――そんな不思議な女の子を意識しています。原作やアニメを参考にしながら、視線や仕草、興味のあることにだけふっと笑うような反応など、“人とは少し違う感情の動き”を意識しました。普段は考えないようなこともあえて想像しながら、細かな癖を積み重ねて役を作っていきました。
八木神々廻は、ひょうひょうとしていてひょうきんなキャラクターですが、「ORDER」の中では南雲や大佛に振り回されがちな存在だと思っています。その中で、一歩引いた位置から冷静にツッコミを入れる役割があると感じていました。みんなに振り回されてこそ成立するキャラクターだと思って演じていました。今回は京都弁にも挑戦しましたが、先生に丁寧に教えていただきながら楽しく取り組めました。
映画『SAKAMOTO DAYS』場面写真 (C)鈴木祐斗/集英社 (C)2026映画「SAKAMOTO DAYS」製作委員会
八木かわいくて、すごくチャーミングでした。
生見本当にそのままで、CGではなく実際に見ても違和感がないくらい自然でした。目黒さんの身長もあって迫力もすごくて、圧倒されました。メガネで視界が曇っているのに、アクションも完璧で驚きました。
八木キレもすごかったですよね。
――そのほか、印象に残っていることは?
八木電波がつながらない環境での撮影もあり、自然と会話が増えて距離も縮まりました。結果的に芝居のテンポも合いやすくなったと思います。ずっとご飯の話をしていましたね(笑)。
生見八木さんが現場を明るくしてくださっていて、ずっと「お腹すいた」と言ってました(笑)。
八木相手を知ることって、やっぱり大事だと思うんです。一緒に作品を作る仲間として関係が築ければ、役としての会話も自然に噛み合う。その空気感が現場にあったのが楽しかったです。
――『SAKAMOTO DAYS』の魅力は?
八木アクションの迫力ももちろんですが、坂本家の家族愛や人間ドラマに強くひかれました。葵の関係性や、今に至る背景が丁寧に描かれていて、その部分に心を動かされました。作品が完成して多くの方に届き、反応をリアルタイムで見られる瞬間が楽しみです。
生見キャラクター一人ひとりにしっかりとした背景があるところです。それぞれの人生が描かれているので、より感情移入できる作品だと思います。
――撮影期間中、モチベーションをキープする秘けつは?
生見役柄によってネイルや髪型を制限されることも多いので、見えない部分で楽しむようにしています。『SAKAMOTO DAYS』では、画面には映らない足の爪にも大佛をイメージしたネイルをして、役の気分を保つようにしていました。
八木僕はとにかくおいしいご飯を食べることですね(笑)。福田監督のこだわりで、ケータリングが充実していて、温かい食事が楽しみでした。
――ギャップのある役が続いていますが、どう感じていますか?
生見自分とは違う役を演じることで、新しい感情に出会えるのが楽しいです。作品を重ねるごとに、自分自身の幅も広がっていく感覚があります。
八木どんな役にも魅力はありますが、現実離れした役は自分の人生では経験できないことばかりなので刺激になります。
――最後にメッセージをお願いします。
八木何度でも観たくなる作品です。アクションのスピードが速く、細かな表情まで一度では追いきれないと思います。ぜひ繰り返し観て、キャラクターの感情や細部まで楽しんでいただけたらうれしいです。
生見原作を知らない方も楽しめますし、観たあとに原作を読むことでさらに深く楽しめると思います。ぜひ何度も観て、新しい発見をしていただきたいです。
映画『SAKAMOTO DAYS』 (C)鈴木祐斗/集英社 (C)2026映画「SAKAMOTO DAYS」製作委員会